重度障害重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験
脳出血を合併した脊髄損傷の2症例
立花 佳枝
1
,
横山 修
1神奈川リハビリテーション病院 リハビリテーション科
キーワード:
Nifedipine
,
血圧
,
高血圧
,
自己管理
,
脊髄損傷
,
日常生活活動
,
頭蓋内出血
,
便秘
,
片麻痺
,
リハビリテーション
,
自律反射不全
,
間欠的導尿
,
Sodium Bicarbonate-Sodium Dihydrogen Phosphate Anhydrous
Keyword:
Constipation
,
Intracranial Hemorrhages
,
Blood Pressure
,
Self Care
,
Nifedipine
,
Hemiplegia
,
Hypertension
,
Activities of Daily Living
,
Spinal Cord Injuries
,
Rehabilitation
,
Intermittent Urethral Catheterization
,
Autonomic Dysreflexia
pp.625-629
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2021230175
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症例1は40歳男で、19歳時ラグビー中にスクラムが崩れて脊髄損傷を負い、急性期加療後、当院整形外科に入院し、在宅復帰した。その後も集中リハ目的や臀部褥瘡などで数回の当院入院歴があり、また近医で緩下剤や間欠的自己導尿カテーテルを処方されていた。今回、左被殻出血により右片麻痺をきたし、これまで出来ていた間欠的自己導尿や移乗動作が困難になったため、在宅復帰に向けたリハビリ目的で当院に入院した。出血巣が小さく片麻痺が比較的軽度であったことと、元々重度の四肢麻痺がありADL介助量が多かったことから、最終的には元とほぼ変わらないADL動作を獲得し在宅復帰ができた。症例2は74歳男、34歳時に仕事中の事故で脊髄損傷を負い、当院整形外科で急性期加療とリハビリを行い在宅復帰したが、Th12 AIS Aの完全対麻痺が残存し、当院に通院していた。今回、左被殻出血により重度の右片麻痺をきたし、リハビリを行ったが在宅復帰はできなかった。
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