臨床経験
回復期リハビリテーション病棟において化膿性脊椎炎を発症した2症例
徳永 誠
1
,
重本 弘文
,
石塚 恵未
,
下原 朋美
,
米満 弘一郎
,
杉本 一樹
,
橋本 伸朗
1寿量会熊本機能病院 リハビリテーション科
キーワード:
Minocycline
,
MRI
,
脊髄損傷
,
脳梗塞
,
発熱
,
腰痛
,
回復期病院
,
頸髄
,
脊椎炎-化膿性
,
リハビリテーション病院
Keyword:
Low Back Pain
,
Hospitals, Rehabilitation
,
Fever
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Minocycline
,
Hospitals, Convalescent
,
Spinal Cord Injuries
,
Cervical Cord
,
Brain Infarction
pp.319-326
発行日 2021年3月15日
Published Date 2021/3/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2021160470
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例1は脳梗塞の75歳男性、症例2は中心性頸髄損傷の88歳女性で、回復期リハビリテーション病棟入院中に化膿性脊椎炎を発症した。2例は初回の腰椎MRIで異常はなかったが、2回目のMRIで異常所見を認めた。症例1は入院時より腰痛がありL2圧迫骨折部の化膿性脊椎炎および右腸腰筋膿瘍と診断した。尿路感染があり、尿・血液培養よりMRSAを同定した。症例2はMRIで脊椎狭窄症を認め、血液培養よりメチシリン耐性コアグラーゼ陰性ブドウ球菌を同定した。
Copyright© 2021 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.