特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 4)アルコール性肝障害 アルコール関連問題に対する早期、簡易介入法
高瀬 幸次郎
1
,
猪野 亜朗
1主体会病院
キーワード:
アルコール依存症
,
多機関医療協力システム
,
地域社会ネットワーク
,
三重県
,
早期医療介入
Keyword:
Multi-Institutional Systems
,
Alcoholism
,
Early Medical Intervention
,
Community Networks
pp.591-596
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003482
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<Key Point>・アルコール依存症においては、多くの例で身体障害のみでなく、精神的、社会的問題を抱えていることに留意すべきである。・早期介入を実践するためには、スクリーニングテストを有効に活用し、飲酒による身体障害の程度、背後に潜む社会的背景などを的確に把握することが必要である。・アルコール関連問題へ簡易かつ早期に介入するには、重篤な状態に陥る前に、医師や看護師だけでなく、医療ソーシャルワーカー、行政などの多職種の連携が必要であり、かかわる多職種のスタッフが、アルコール依存症に対して十分な知識と理解を共有するべきである。
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