特集 肝疾患エキスパートブック 栄養管理に活かすための最新情報
(Part 4)アルコール性肝障害 アルコール性肝障害に対する栄養療法
浪崎 正
1
,
吉治 仁志
1奈良県立医科大学 消化器・代謝内科
キーワード:
肝炎-アルコール性
,
肝硬変-アルコール性
,
肝疾患-アルコール性
,
脂肪肝-アルコール性
,
タンパク質-エネルギー栄養障害
,
栄養管理
,
脂質代謝障害
Keyword:
Fatty Liver, Alcoholic
,
Liver Diseases, Alcoholic
,
Liver Cirrhosis, Alcoholic
,
Protein-Energy Malnutrition
,
Hepatitis, Alcoholic
,
Lipid Metabolism Disorders
,
Nutrition Therapy
pp.584-590
発行日 2021年9月25日
Published Date 2021/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022003481
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<Key Point>・アルコール性肝障害(ALD)の進展度により栄養障害の程度は異なるため、病型に応じた栄養学的アプローチが必要である。・ALDではたんぱく質・エネルギーの代謝異常が高頻度にみられ、予後と密接に関連するため、栄養介入は予後の改善につながる。・近年のALD患者では肥満や過栄養の合併頻度が高く、生活習慣病が病態の進行を促すため、生活習慣病対策が必要である。・アルコール性肝硬変などの低栄養と過栄養が混在するALDの栄養障害に関しては、個別の対応が必要になる。
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