骨髄検査ベーシックマスター
標本の観察・所見の書き方
勢井 伸幸
1
1徳島赤十字病院 検査部
キーワード:
骨髄異形成症候群
,
骨髄検査
,
白血病-慢性骨髄性-慢性期
,
塗抹標本
Keyword:
Leukemia, Myeloid, Chronic-Phase
,
Bone Marrow Examination
,
Myelodysplastic Syndromes
pp.299-308
発行日 2023年3月15日
Published Date 2023/3/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023304539
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
骨髄像標本の観察は,標本の作製,染色の原理,造血細胞の分化・成熟,細胞形態の変化や異形成などを理解し観察することが重要である.そのため,骨髄像を読む際の重要なポイントは,以下の通りである.・得られたごくわずかな検体から,全身の骨髄の状態を正確に推定する.・基本的な観察方法を遵守・実施する.・弱拡大での観察がもっとも重要である.・決められた順番で観察を行う.・細胞の同定は標本中の細胞の分化・成熟を理解して行う.
Copyright© 2023 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.