基礎から学ぶ 生化学検査の反応タイムコースモニタ解析法
酵素活性測定における試薬の劣化の解析法 ALPの例
松下 誠
1
1群馬パース大学 医療技術学部検査技術学科
キーワード:
Alkaline Phosphatase
,
指示薬と試薬
,
自動分析
,
スペクトル分析(分光法)
,
リン酸塩
,
臨床化学検査
,
酵素測定
Keyword:
Autoanalysis
,
Alkaline Phosphatase
,
Phosphates
,
Indicators and Reagents
,
Spectrum Analysis
,
Enzyme Assays
,
Clinical Chemistry Tests
pp.950-958
発行日 2023年9月15日
Published Date 2023/9/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023283585
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◆生化学検査の反応タイムコースモニタを解析するためには,(1)吸光度測定の基礎と理論,(2)検査法の原理や装置の分析条件,(3)事例と検査データの評価,の3種の異なる視点が必要となる.◆酵素検査における試薬の劣化の解析では,試薬対照と血清試料の両者の反応タイムコースモニタを比較して解析することが必要となる.◆酵素活性測定における試薬の劣化は,(1)基質がどの程度分解しているのかを確認すること,(2)国際単位の式から酵素活性を算出し,実測値と比較することが大切である.
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