技術講座
押さえておきたいブルガダ型心電図とブルガダ症候群
高木 雅彦
1
1関西医科大学総合医療センター 不整脈治療センター
キーワード:
失神
,
鑑別診断
,
心電図
,
突然死-心臓
,
リスク評価
,
Brugada症候群
,
Sodium Channel Blockers
,
病態生理
Keyword:
Death, Sudden, Cardiac
,
Electrocardiography
,
Diagnosis, Differential
,
Risk Assessment
,
Syncope
,
Sodium Channel Blockers
,
Brugada Syndrome
pp.599-604
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023193560
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◎ブルガダ型心電図には3つのタイプが存在する.その心電図は日内・日差変動し,ときには正常化する.自然発生あるいは薬物誘発性type 1心電図が記録された症例のみが,ブルガダ症候群と診断される.◎特徴的な心電図変化は,通常肋間でのV1~V3誘導よりも,上位肋間の右側胸部誘導で顕在化する症例がある.そのため,通常肋間での心電図だけでなく,上位肋間の右側胸部誘導心電図の記録が重要である.◎特徴的な心電図変化は,夜間安静時に顕著化する傾向にあり,心電図検査にはホルター心電図記録が有用である.
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