特集 明日の業務に役立つ!胆道の臨床検査
胆道の超音波検査 胆嚢癌のチェックポイント
中岡 和徳
1
,
大野 栄三郎
,
田中 浩敬
,
葛谷 貞二
,
廣岡 芳樹
1藤田医科大学 消化器内科
キーワード：
Cholesterol
,
Fourier解析
,
血流速度
,
コンピュータ支援画像診断
,
鑑別診断
,
超音波診断
,
胆汁
,
胆嚢腫瘍
,
微小循環
,
肥大
,
ポリープ
,
Doppler超音波診断
,
胆嚢結石症
Keyword:
Ultrasonography
,
Diagnosis, Differential
,
Bile
,
Cholesterol
,
Blood Flow Velocity
,
Ultrasonography, Doppler
,
Fourier Analysis
,
Gallbladder Neoplasms
,
Microcirculation
,
Polyps
,
Image Interpretation, Computer-Assisted
,
Hypertrophy
,
Cholecystolithiasis
pp.555-560
発行日 2023年6月15日
Published Date 2023/6/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023193553
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経腹壁的超音波検査(US検査)における胆嚢の描出能は高く,侵襲性の低い検査であり,人間ドックや集団検診にも広く用いられている.胆嚢癌の拾い上げと診断に適した検査であり,正診率も70～90%と高率である.胆嚢腫瘍性病変の胆嚢隆起性病変において悪性病変を鑑別するために重要な超音波観察のポイントとして,隆起性病変の基部形状や大きさ,内部エコー,病変表面構造,層構造,ドプラ所見の他,造影エコーによる染影所見などがある.
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