特集 まるわかり 小児・新生児の輸血-検体採取から輸血後管理まで
小児・新生児の輸血の実際 新生児の輸血実施
細野 茂春
1
1自治医科大学附属さいたま医療センター 周産期科新生児部門
キーワード:
新生児疾患
,
全血交換輸血
,
輸血
,
血小板輸血
,
赤血球輸血
,
臍帯結紮
,
血小板濃厚液
,
新鮮凍結血漿
,
ヒト赤血球液
Keyword:
Platelet Transfusion
,
Blood Transfusion
,
Erythrocyte Transfusion
,
Exchange Transfusion, Whole Blood
,
Plasma
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Umbilical Cord Clamping
pp.1294-1299
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023158634
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新生児の成分輸血で頻度が高いのは赤血球濃厚液輸血である.小児・成人と異なり,おもに未熟児貧血による慢性貧血で予定された輸血である.急性期を過ぎ,状態が安定している児ではヘモグロビン値7g/dLをトリガー値とする.1回輸血量は10~20mL/kgとして1~2mL/時間の速度で輸血する.
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