基礎講座
シリーズ―腫瘍マーカーの免疫染色(第4回) 免疫染色の技術的な留意点と落とし穴
堤 寛
1
1つつみ病理診断科クリニック
pp.1264-1276
発行日 2023年12月15日
Published Date 2023/12/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.20231204040012
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腫瘍マーカーの免疫染色は今や腫瘍の病理診断に必須事項となっている.本稿では,腫瘍マーカーの免疫染色に際して知っておくべき技術的な留意点と落とし穴について,以下の9項目にフォーカスして記述する.(1)免疫染色の方法論,(2)ホルマリン固定による影響,(3)ホルマリン固定による人工産物,(4)内因性色素,(5)諸操作による抗原性の減弱,(6)抗原性賦活化法に対する留意点,(7)免疫染色の特異性判定と免疫染色結果の判断,(8)予想外の結果が得られたとき,(9)病理標本による血液型判定.
Copyright© 2023 Ishiyaku Pub,Inc. All rights reserved.