Japanese
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特集 最近のBehçet病
治療
Behçet病の最近の動向
Recent advance of diagnosis and treatment of Behçet's disease
中村 晃一郎
1
Koichiro Nakamura
1
1埼玉医科大学病院皮膚科
1Department of Dermatology, Saitama Medical University
キーワード:
Behçet病
,
好中球
,
血管炎
,
病理組織学的所見
Keyword:
Behçet病
,
好中球
,
血管炎
,
病理組織学的所見
pp.977-983
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003955
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●Behçet病は全身の臓器に病変を生じる原因不明の炎症性疾患である.
●病態は好中球の活性化および血管の炎症(variable vessel vasculitis)である.
●自然免疫・獲得免疫の免疫異常があり,広義の自己炎症症候群として捉えられる.
●皮疹は結節性紅斑様皮疹,毛包炎様皮疹,血栓性静脈炎があり,まれにSweet病様紅斑,膿瘍,潰瘍,紫斑,水疱などがある.
●治療は皮膚粘膜症状に対する外用療法としてステロイド外用薬が主体であり,全身療法としてコルヒチン,アプレミラストなどの内服薬やステロイドなどの免疫抑制薬が選択となる.
(「ポイント」より)
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