Japanese
English
特集 気をつけるべき小児の腫瘤~悪性腫瘍を見逃さない~
臨床例
生下時より認めた頭部血管性過誤腫
A case of neonatal angiohamartoma of the head
大筋 由里桂
1
,
永井 幸司郎
1
,
前田 成美
1
,
尾松 淳
1
,
宮川 卓也
1
,
佐藤 伸一
1
Yurika Osuji
1
,
Kojiro Nagai
1
,
Narumi Maeda
1
,
Jun Omatsu
1
,
Takuya Miyagawa
1
,
Shinichi Sato
1
1東京大学医学部附属病院皮膚科
1Department of Dermatology, The University of Tokyo Hospital
キーワード:
血管性過誤腫
,
先天性血管腫
Keyword:
血管性過誤腫
,
先天性血管腫
pp.326-329
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003361
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
・出生時より存在する頭部のポリープ状の皮膚腫瘍を経験した.
・体表エコーではhigh flowの血流が豊富な腫瘤で,病理組織学的には静脈様血管の増生に加え,脂腺の表皮への直接開口や脂肪組織の真皮内の島状の増生を認めた.
・自験例のような形態,病理組織像を呈した腫瘍の報告はこれまでになく,血管性過誤腫(angiohamartoma)として報告する.
・静脈様血管の増生を伴う過誤腫では本疾患を鑑別として考える必要がある.
(「症例のポイント」より)
Copyright © 2023, KYOWA KIKAKU Ltd. All rights reserved.