Japanese
English
特集 (新規)抗腫瘍薬~光と影~
臨床例
眼症状を繰り返すもエンコラフェニブ,ビニメチニブ投与継続が可能であった悪性黒色腫
A case of malignant melanoma with recurrent ocular symptoms continuing with encorafenib and binimetinib
川上 大輔
1
,
中野 英司
1
Daisuke Kawakami
1
,
Eiji Nakano
1
1神戸大学医学部附属病院皮膚科
1Department of Dermatology, Kobe University Hospital
キーワード:
悪性黒色腫
,
エンコラフェニブ
,
ビニメチニブ
,
眼障害
Keyword:
悪性黒色腫
,
エンコラフェニブ
,
ビニメチニブ
,
眼障害
pp.424-427
発行日 2022年5月1日
Published Date 2022/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002916
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・BRAFV600E変異陽性の根治切除不能な悪性黒色腫に対して,エンコラフェニブ(BRAF阻害薬),ビニメチニブ(MEK阻害薬)併用療法開始直後に眼症状が出現した.
・ビニメチニブなどMEK阻害薬投与中の眼障害では漿液性網膜剝離や網膜静脈閉塞症を念頭に置く必要がある.
・エンコラフェニブ,ビニメチニブ併用療法の減量や中止をすることなく,治療が継続可能であった.
(「症例のポイント」より)
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