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特集 ウイルス性皮膚疾患アップデート
臨床例
左体幹部帯状疱疹をアメナメビルで治療後に生じた帯状疱疹性脊髄炎
Varicella-zoster myelitis after treatment with amenamevir to herpes zoster in the left trunk
吉武(安岡) 紗哉香
1
,
村西 浩二
1
,
小別所 博
2
Sayaka Yoshitake(Yasuoka)
1
,
Koji Muranishi
1
,
Hiroshi Kobessho
2
1JCHO神戸中央病院皮膚科・形成外科
2JCHO神戸中央病院脳神経内科
1Department of Dermatology and Plastic Surgery, Japan Community Health care Organization Kobe Central Hospital
2Department of Neurology, Japan Community Health care Organization Kobe Central Hospital
キーワード:
帯状疱疹
,
帯状疱疹性脊髄炎
,
アメナメビル
Keyword:
帯状疱疹
,
帯状疱疹性脊髄炎
,
アメナメビル
pp.314-317
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002886
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・帯状疱疹性脊髄炎は水痘帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus:VZV)の初感染や再活性化に続発するまれな神経合併症であるが,後遺症を残す可能性があり,帯状疱疹の診療を行う際には常に本疾患を念頭に入れておく必要がある.
・アメナメビルは帯状疱疹の治療薬として2017年に発売された.1日1回経口投与で腎機能による用量調整が不要であることから一般臨床において頻用されているが,髄液移行性は低いと推定されている.免疫不全など神経合併症の発生が懸念される症例では,髄液移行性を念頭に置いた薬剤選択が重要である.
(「症例のポイント」より)
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