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自己炎症性角化症
秋山 真志
1
1名古屋大学大学院医学系研究科皮膚科学分野
pp.624-625
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000002084
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自己炎症とは,遺伝的な要因により自然免疫系が必要以上に活性化しやすいことによってひきおこされる炎症のことである.自己炎症性疾患,あるいは自己炎症性症候群という疾患概念が,体質的に自然免疫系の過剰な活性化をおこしやすい人に発症する炎症性疾患について確立されている.自己炎症性疾患,自己炎症性症候群として,クリオピリン関連周期熱症候群(CAPS),家族性地中海熱,TNF受容体関連周期性症候群(TRAPS),化膿性無菌性関節炎・壊疽性膿皮症・アクネ(PAPA)症候群など多数の疾患が知られている.
(「自己炎症とは?」より)
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