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「エイズ診療」について
白阪 琢磨
1
1独立行政法人国立病院機構大阪医療センターHIV/AIDS先端医療開発センター
キーワード:
AIDS
,
HIV感染症
,
HIV感染防止
Keyword:
AIDS
,
HIV感染症
,
HIV感染防止
pp.974-982
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000000222
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エイズが発見されてから,およそ40年になろうとしている.この間にHIV感染症/AIDSの病態の理解が大きく進み,治癒はないものの治療面での大きな進歩から,HIV感染症は慢性疾患と呼べるまでになった.CD4数によらず抗HIV療法の開始が世界で勧められ,早期治療で患者の平均余命は非感染者のそれと遜色がないまでになった.しかも,良好な治療状況の患者では,他への感染も無視できるまでになっている.かつては,致死の病,不治の病,20世紀のペストと恐れられたHIV感染症/AIDS診療の現状を述べることとする.(「はじめに」より)
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