治療
腋窩多汗症の治療(A型ボツリヌス毒素局注療法)について
大嶋 雄一郎
1
1愛知医科大学 皮膚科学教室
キーワード:
腋窩
,
多汗症
,
注射
,
疼痛
,
疼痛測定
,
投薬計画
,
Botulinum Toxins, Type A
,
患者の満足度
,
治療成績
,
注射針
,
ヨウ素デンプン反応
Keyword:
Axilla
,
Drug Administration Schedule
,
Hyperhidrosis
,
Injections
,
Pain
,
Pain Measurement
,
Treatment Outcome
,
Patient Satisfaction
,
Botulinum Toxins, Type A
pp.450-455
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2018249799
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腋窩は精神性発汗と温熱性発汗の共存する特殊な環境下にあり,原発性腋窩多汗症は,左右対称性に腋窩の多汗がみられ,下着やシャツにしみができるほどである.患者にとって日常生活および社会生活において制限があるばかりでなく,心理的または精神的苦痛をきたす難治性疾患である.本稿では,腋窩多汗症の疫学,A型ボツリヌス毒素(以下,BTX-A)局注療法の位置づけ,治療手技, 有効性および治療満足度についてまとめ,最後にBTX-A局注療法に特殊な注射針(パスキンⓇ34G 3本針)を用いる利点について述べる.(「はじめに」より)
Copyright© 2018 KYOWA KIKAKU Ltd. all rights reserved.