統計
東邦大学皮膚科における過去5年間の過酸化ベンゾイル(Benzoyl Peroxide)のパッチテスト結果
鷲崎 久美子
1
,
関東 裕美
,
伊藤 崇
,
高田 裕子
,
石河 晃
1東邦大学医療センター大森病院 皮膚科
キーワード:
Benzoyl Peroxide
,
口唇炎
,
蕁麻疹
,
苔癬-扁平
,
パッチテスト
,
皮膚炎-接触性
,
大学病院
,
金属アレルギー
,
病院皮膚科
Keyword:
Benzoyl Peroxide
,
Dermatitis, Contact
,
Cheilitis
,
Hospitals, University
,
Lichen Planus
,
Patch Tests
,
Urticaria
pp.775-780
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017319395
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東邦大学大森病院皮膚科で2011~2016年にパッチテストを行った742例の結果を報告した。陽性は15例(2.0%)で、陽性例は全て女性であり、年齢は16~76歳(平均53.9歳)、発生部位は顔面6例、口唇・口腔6例、全身2例、下腿1例であった。陽性率を疾患別にみると、口唇炎が最も高く8.3%、次いで接触皮膚炎3.1%、金属アレルギー1.5%、アトピー性皮膚炎1.2%の順であった。当科における過去(2001~2010年)のデータと今回の結果を比較すると、陽性率は0.7%から2.0%に上昇し、疾患別陽性率は口唇炎と接触性皮膚炎の陽性率が上昇していた。
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