特集 肝臓病と皮膚疾患
臨床例
C型肝炎に対するINFα-2a+RBV療法で生じた乾癬様皮疹
若林 浩子
1
,
葛西 恭一
,
加藤 則人
1西陣病院 皮膚科
キーワード:
Ribavirin
,
乾癬
,
紫外線療法
,
多剤併用療法
,
Interferon Alfa-2a
,
肝炎-C型-慢性
Keyword:
Drug Therapy, Combination
,
Psoriasis
,
Ribavirin
,
Ultraviolet Therapy
,
Hepatitis C, Chronic
,
Interferon Alfa-2a
pp.251-254
発行日 2015年3月1日
Published Date 2015/3/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015144265
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<症例のポイント>C型肝炎のkey drugであるインターフェロン(以下、INF)による皮膚に対する副作用として、乾癬の増悪や誘発は比較的知られている。治療に難渋し、INF中止を余儀なくされる症例に遭遇する機会も決して少なくない。自験例では、INF投与後に乾癬様皮疹を生じ、急速に増悪し、ビタミンD3外用薬とステロイド外用薬では皮疹が改善しなかったが、NB-UVB照射による治療が奏効し、INFの投与継続が可能となり、C型肝炎ウイルスの陰性化を認めた。
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