治療
ワクチンの局所反応
齋藤 昭彦
1
1新潟大学 大学院医歯学総合研究科小児科学分野
キーワード:
BCGワクチン
,
紅斑
,
筋肉内注射
,
皮下注射
,
疼痛
,
予防接種
,
混合ワクチン
,
腫脹
Keyword:
BCG Vaccine
,
Erythema
,
Injections, Intramuscular
,
Injections, Subcutaneous
,
Pain
,
Vaccination
,
Vaccines, Combined
pp.1163-1167
発行日 2014年12月1日
Published Date 2014/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2015074197
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ワクチンを接種することによって,接種した場所の局所の反応が現れることは,もっとも頻度の高いワクチンの副反応である.その頻度は,各ワクチンによって,大きく異なる.局所反応の具体的な症状は,発赤,腫脹,疼痛などであり,通常,これらの症状は,数日以内に軽快するが,ときに,その反応が強く出て対応が必要となることもある.ここでは,ワクチンの副反応としての局所反応と,その接種方法による局所反応の違い,そして,今後,導入が期待される皮内ワクチンの特徴とその局所反応について述べることとする.また,国内で長年使用されているBCGワクチン接種後の局所反応についても追記する.(「はじめに」より)
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