特集 顔面の紅斑(2)
臨床例
新生児エリテマトーデス
高坂 美帆
1
,
佐伯 秀久
,
伊東 慶悟
,
石地 尚興
,
中川 秀己
1東京慈恵会医科大学 皮膚科
キーワード:
紅斑-多形性
,
鑑別診断
,
皮膚疾患-下肢
,
皮膚疾患-顔面
,
直接蛍光抗体法
,
SS-A抗体
,
SS-B抗体
,
新生児ループス症候群
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Facial Dermatoses
,
Erythema Multiforme
,
Leg Dermatoses
,
Fluorescent Antibody Technique, Direct
,
SS-A Antibodies
,
SS-B Antibodies
pp.173-176
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2013134072
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<症例のポイント>新生児エリテマトーデスは母親由来の自己抗体が、経胎盤的に児に移行することにより発症し、皮膚症状としては環状紅斑を呈することが多い。自験例は、母親は無症状であったが、児の皮膚症状から、新生児エリテマトーデスを疑い、診断に至った。自験例の蛍光抗体直接法所見では、基底膜にIgMとC3の線状で一部顆粒状の沈着を認めた。
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