特集 漏斗胸の治療
高度漏斗胸に対する手術
Combined Ravitch and Nuss procedure
政井 恭兵
1
Kyohei Masai
1
1慶應義塾大学医学部外科学(呼吸器)
pp.398-402
発行日 2026年4月25日
Published Date 2026/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001526
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はじめに
漏斗胸は最も頻度の高い先天性胸郭変形疾患である。漏斗胸は胸郭の陥凹に伴い心肺機能の障害をきたす患者や,陥凹に伴う整容面からの心的問題を抱える患者などその陥凹形態によりさまざまな症状を呈する。漏斗胸の治療ではバキュームベルなどの保存加療や人工物の補填などの治療も一定の効果が得られるが1),胸郭矯正による外科手術が最も有効な治療である。漏斗胸手術の歴史は古く,1911年にMeyerが初めて肋軟骨の部分切除を報告し,1913年にはSauerbruchが広範囲の肋軟骨切除と胸骨部分切除を行い,漏斗胸手術を報告している。その後もさまざまな術式が提案され漏斗胸手術は行われてきた2)。

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