特集 外来で役立つ知識:頭頸部・体幹・四肢の疾患
小児のリンパ節腫大―化膿性リンパ節炎,菊池病など―
中岡 達雄
1
,
横山 智至
2
,
杉峰 啓憲
3
Tatsuo Nakaoka
1
,
Satoshi Yokoyama
2
,
Yoshinori Sugimine
3
1大阪市立大学医学部附属病院小児外科
2日本赤十字社和歌山医療センター小児外科
3日本赤十字社和歌山医療センター小児科
pp.66-69
発行日 2022年1月25日
Published Date 2022/1/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000016
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
小児外科外来には,リンパ節腫大を主訴とする患者がしばしば来院する。これらの大部分は治療を必要としない反応性腫大であるが1),時に治療が必要な全身性,局所性疾患の初期症状として現れることがある。多くは内科的疾患であるが,小児外科の臨床現場では主に外科的介入の要否につき判断が求められる。小児外科外来でリンパ節腫大の診察を行う際の要点について概説する。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.