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今月の特集 対比して学ぶエコー所見で鑑別に悩む疾患
リンパ節:転移性リンパ節腫大,反応性リンパ節腫大,悪性リンパ腫
Lymph node: metastatic lymphoadenopathy, reactive lymphadenopathy and malignant lymphoma
白川 崇子
1
,
古川 顕
1
1東京都立大学大学院人間健康科学研究科放射線科学域
キーワード:
転移性リンパ節腫大
,
反応性リンパ節腫大
,
悪性リンパ腫
Keyword:
転移性リンパ節腫大
,
反応性リンパ節腫大
,
悪性リンパ腫
pp.74-78
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202551
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はじめに
日常診療でよくみるリンパ節疾患は転移性リンパ節腫大,反応性リンパ節腫大,悪性リンパ腫(節内)である.本稿では,これらのリンパ節疾患の超音波所見による鑑別を解説する.超音波でのリンパ節の観察は,特に表在領域(頸部,腋窩,鼠径部など)の場合,探触子を皮膚に強く当てないで行う.カラー・パワードプラ法ではパルス繰り返し周波数(pulse repetition frequency:PRF)を低め,カラーゲインを高めに設定して,遅い血流も描出するようにする.
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