特集 不整脈
総論 診断・検査
小児の不整脈に対する運動負荷心電図─適応,負荷方法から評価まで
加藤 愛章
1
Yoshiaki Kato
1
1国立循環器病研究センター小児循環器内科
pp.1158-1162
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003136
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はじめに
小児の運動負荷心電図は,運動に伴う交感神経緊張や心拍数増加によって,安静時には捉えにくい不整脈や心電図波形の変化を評価する検査である。成人では虚血評価における役割が大きいのに対し,小児では不整脈診療における意義が大きい。わが国では学校心臓検診により無症候性あるいは軽症の不整脈が抽出される機会も多く,その後の学校生活管理や運動参加の可否判断のために運動負荷心電図が用いられる場面も少なくない。小児の運動負荷心電図では,疾患ごとに評価すべき指標や適切な負荷法が異なるため,「不整脈があるから行う」のではなく,何を明らかにしたい検査なのかを明確にして実施することが重要である。

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