特集 一技入魂! 基本手技─理論と実践で築く小児科専門医の力
各論 習得が必須な手技・処置
エビデンスに基づく小児採血─毛細血・静脈・動脈採血の実践
木村 翔
1
Sho Kimura
1
1東京女子医科大学八千代医療センター小児集中治療科
pp.903-906
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000003058
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はじめに
小児診療において採血はもっとも基本的かつ頻用される手技である。しかし小児では血管径が小さく,皮下脂肪が厚く,処置への協力が得られにくいことから,成人と同様の手技では失敗や合併症を招きやすい。とくに乳幼児では体動により穿刺精度が低下しやすく,再穿刺や血腫形成につながることも少なくない。さらに,穿刺時の疼痛体験は医療者への不信感や処置への恐怖心を助長し,将来的な医療手技の受容性にも影響する可能性がある。

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