特集 呼吸管理―病態把握と緊急介入に必要な知識と技術―
気道の管理
緊急気道確保の適応と手技
青木 一憲
1
AOKI Kazunori
1
1兵庫県立こども病院小児集中治療科
pp.1509-1512
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002088
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はじめに
本稿では,手術室で行う一般的な予定気管切開ではなく,困難気道での外科的な緊急気道確保について説明する。小児の困難気道の発生頻度は0.28%であり1),CVCI(cannot ventilate, cannot intubate)の頻度はきわめてまれといえるが,いったん発生すると致死的状態になり早急に介入を要する状態である。
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