増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅱ.救急外来・当直での基本手技
緊急気道確保
齋藤 康一郎
1
1杏林大学医学部耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
外科的気道確保
,
経皮的気道確保
,
気管切開
,
輪状甲状靱帯(膜)
Keyword:
外科的気道確保
,
経皮的気道確保
,
気管切開
,
輪状甲状靱帯(膜)
pp.16-20
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202013
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ポイント
●経喉頭的な気管内挿管と外科的気道確保に大別される
●緊急気道確保の際は,外科的気道確保のうち,外科的気管切開術,輪状甲状靱帯(膜)穿刺術,輪状甲状靱帯(膜)切開術(外科的と経皮的を含む)に適応がある。
●外科的気管切開に際しては,患者・頸部の状態に応じて,上・中・下気管切開それぞれの特徴を知ったうえで,臨機応変に使い分ける。
●輪状甲状靱帯(膜)の穿刺・切開に際しては,輪状甲状動脈の存在を意識する。
●外科的気道確保に際しては,各手技の適応・禁忌や特徴を臨床解剖とともに理解したうえで慎重に施術する。
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