特集 小児科医のキャリア・デザイン~「こども臨床」の魅力を語る
キャリア・デザインをめぐるあれこれ
海外留学というキャリアパス
田中 竜馬
1
TANAKA Ryuma
1
1Assistant Professor, Department of Pediatrics, Division of Hematology and Oncology, Medical College of Wisconsin/Children’s Wisconsin
pp.39-42
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000001457
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はじめに
私は2004年に医学部を卒業し,2年間の初期臨床研修,3年間の小児科後期研修,2年間の小児血液腫瘍の臨床経験を積み,2011年から米国の小児科レジデンシーを始めました。その後,3年間のレジデンシー,3年間の小児血液腫瘍科フェローシップ,1年間の小児脳腫瘍フェローシップを経て,2019年より現職に就きました。『小児内科』の幅広い読者層を考慮し,また海外留学というキャリアパスを考える方々やそれを支援する方々に参考になることを願い,順番に各段階での私の経験を共有させていただき,このキャリアについての議論と理解を深めるお手伝いができれば幸いです。なお,私の経験はアメリカ合衆国に限られますし,留学を実現するための技術的な部分については,ほかの情報源を参照いただくことをお勧めします。
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