特集 周産期感染症2026
産科からみた周産期感染症
22.マラリア
古賀 道子
1
Michiko Koga
1
1東京大学新世代感染症センター感染症研究分野/東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科
キーワード:
熱帯熱マラリア
,
胎盤マラリア
,
アルテミシニン併用療法
Keyword:
熱帯熱マラリア
,
胎盤マラリア
,
アルテミシニン併用療法
pp.100-101
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002437
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はじめに
マラリアは,マラリア原虫を保有するハマダラカに刺咬されることで感染する。熱帯熱マラリア(原虫はPlasmodium falciparum),三日熱マラリア(P. vivax),卵形マラリア(P. ovale),四日熱マラリア(P. malariae),サルマラリア(P. knowlesi)の5種類が知られている1)。2023年には世界83か国で2億6,300万例のマラリア患者が発生し,その94%はアフリカに集中,59万7,000例が死亡したとされる2)。結核,HIVと並び,マラリアは依然として「三大感染症」の一つである。
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