特集 0歳児と耳鼻咽喉科─新生児・乳児への対応─
【総論】
新生児・乳児医療の歴史と現状
早川 昌弘
1
Masahiro Hayakawa
1
1医療法人社団葵鐘会小児科顧問
キーワード:
乳児死亡率
,
新生児死亡率
,
周産期医療体制
,
ワクチン
Keyword:
乳児死亡率
,
新生児死亡率
,
周産期医療体制
,
ワクチン
pp.812-814
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000002223
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はじめに
西洋医学が導入された明治時代から昭和初期にかけては,新生児死亡率および乳児死亡率はいずれも高かった。医療技術の進歩,予防接種や乳児健診に代表される予防医学の整備,さらに医療体制の充実により,これらの死亡率は急速に改善してきた(図1)。2024年には,新生児死亡率は0.8/出生1,000,乳児死亡率は1.8/出生1,000となり,いずれも世界で最も低い水準に達している1)。本稿では,わが国における新生児・乳児医療の発展の歴史と現状について,医学的な観点および医療体制の観点から概説する。

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