特集 副鼻腔炎診療は変わったか?
副鼻腔炎治療の変遷
抗菌薬
安藤 友希
1
,
竹野 幸夫
2
Yuki Ando
1
,
Sachio Takeno
2
1JA広島総合病院耳鼻咽喉科
2広島大学大学院医系科学研究科耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
急性鼻副鼻腔炎
,
慢性鼻副鼻腔炎
,
マクロライド系抗生物質
Keyword:
急性鼻副鼻腔炎
,
慢性鼻副鼻腔炎
,
マクロライド系抗生物質
pp.131-134
発行日 2023年2月1日
Published Date 2023/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000456
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はじめに
急性鼻副鼻腔炎(acute rhinosinusitis:ARS)は「2010急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン」によれば,「急性に発症し,発症から4週間以内の鼻副鼻腔の感染症で,鼻閉,鼻漏,後鼻漏,咳嗽といった呼吸器症状を呈し,頭痛,頰部痛,顔面圧迫感などを伴う疾患」と定義されている1)。さらに年間に4回以上の急性鼻副鼻腔炎を繰り返す例は,反復性鼻副鼻腔炎と定義されている。
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