特集 悪性か? 良性か? 開業医のためのがんの見つけ方
外来診療および検査所見
悪性か? 良性か? 迷う超音波検査所見
橋本 香里
1
Kaori Hashimoto
1
1神奈川県立がんセンター頭頸部外科
キーワード:
超音波検査
,
頭頸部癌
,
頸部腫瘍
Keyword:
超音波検査
,
頭頸部癌
,
頸部腫瘍
pp.836-840
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/ohns.0000000213
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はじめに
近年,超音波診断装置技術の進歩が目覚ましく,安価で性能の良い携帯型装置も販売されるようになり,より身近なものになってきている。超音波検査は,CTやMRIなどの画像検査と異なり,簡便かつ低侵襲な検査法でありながら,リアルタイムにさまざまな方向から3次元的に病変を評価できる利点がある。とくに頭頸部領域は病変の多くが体表近くにあり,外来診療の間に手軽に詳細な所見を容易にとることが可能なため,開業医の先生方が導入するにも大変よい検査機器と考える。
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