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特集 消化管感染症のすべて2025
Ⅳ.回盲部・大腸・肛門
(A)細菌感染症
3)慢性感染症
クラミジア直腸炎
Chlamydia trachomatis proctitis
清水 誠治
1
,
富岡 秀夫
2
Seiji SHIMIZU
1
,
Hideo TOMIOKA
2
1宇治徳洲会病院健診センター
2大阪鉄道病院消化器内科
キーワード:
クラミジア直腸炎
,
Chlamydia trachomatis
,
性感染症
Keyword:
クラミジア直腸炎
,
Chlamydia trachomatis
,
性感染症
pp.230-233
発行日 2025年12月24日
Published Date 2025/12/24
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002397
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疾患の概要
クラミジア直腸炎はChlamydia trachomatis(CT)の感染による直腸炎である。CTは真核生物の円柱上皮細胞内でのみ増殖可能な偏性細胞内寄生体(グラム陰性嫌気性細菌)であり,ヒトに感染するCTの生物型はTrachoma型 とLymphogranuloma venereum(LVG)型である。世界的にTrachoma型は性感染症(sexually transmitted disease:STD)の病原体として最も頻度が高い。男性では尿道炎,精巣上体炎,女性では子宮頸管炎,卵巣炎,骨盤炎症性疾患,肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群)の原因となる他,結膜,咽頭にも感染する。本邦の感染症法では5類感染症として性感染症定点からの報告が義務づけられている。

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