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特集 症例から学ぶ胃ESD―改訂ガイドラインwith and beyond―
[総論]
《Note》早期胃癌の自然史
Natural history of early gastric cancer
榊 信廣
1
Nobuhiro SAKAKI
1
1早期胃癌検診協会
キーワード:
早期胃癌
,
自然史
Keyword:
早期胃癌
,
自然史
pp.1180-1182
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000253
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はじめに
早期胃癌が積極的に内視鏡治療されるようになってきた。粘膜癌や粘膜下層癌の一部に対するEMR/ESDは治療の基本である。しかし,一方で胃癌患者の高齢化が進んでおり,低侵襲治療であるESDですら躊躇される患者が増加していくことが想定される。例えば,90歳を超えてさまざまな持病がある患者に早期胃癌が診断されたら,どのように対処したらよいか? その回答を得るためにも,胃癌を放置していたらどのような経過をとるのか知っておくことは大切である。その目的で,早期胃癌の自然史について考察した。
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