特集 知っておきたい新たな処置具-特徴とその開発意図
[総論] 新たな処置具を使いこなすために何が重要か
石井 重登
1
,
伊佐山 浩通
1順天堂大学 大学院医学研究科消化器内科学
キーワード:
機器のデザイン
,
外科用器具
,
ステント
,
胆汁うっ滞
,
内視鏡法
,
バルーン拡張法
,
人工器官機能不全
,
胆石
,
カテーテル
,
ワイヤー
Keyword:
Stents
,
Cholestasis
,
Prosthesis Failure
,
Equipment Design
,
Endoscopy
,
Surgical Instruments
,
Catheters
,
Gallstones
pp.792-797
発行日 2020年6月25日
Published Date 2020/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020281263
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近年の内視鏡治療の進歩には処置具の進歩が大きく貢献している。新しい処置具が導入されたときには、それをいかに扱い、いかに評価するかによって日常の手技が影響を受けることを認識すべきである。新しいデバイスの導入は手技の効率、成功率に影響することを考えなくてはならない。内視鏡医は、新たな処置具を手にした際には製品のコンセプトを理解し、実際にどのような場面でこの処置具を使用すべきかよく吟味する必要がある。ある新規の処置具を使いこなすにはその処置具の正確な評価が必要である。そのためには評価項目を明確にし、何度もその製品をみて触って既存製品と比較し、実際に連続して使用して評価するという姿勢が大切である。
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