特集 知っておきたい新たな処置具-特徴とその開発意図
[総論] 新たな処置具を創造するためには何が重要か
山本 博徳
1
1自治医科大学 内科学講座消化器内科学部門
キーワード:
Hyaluronic Acid
,
機器のデザイン
,
機器の安全性
,
外科用器具
,
注射
,
特許
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Hyaluronic Acid
,
Injections
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Patents as Topic
,
Equipment Design
,
Equipment Safety
,
Surgical Instruments
pp.784-791
発行日 2020年6月25日
Published Date 2020/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020281262
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新たな処置具の開発は、まず日常診療のなかから問題点やニーズを把握することから始まる。必要性、可能性を評価し、問題点を分析することからその解決法を考えることができる。この際、解決のためのアイデアは他分野からの応用であることが多い。アイデアを具体化して商品開発までつなげるためには可能性を信じて諦めず、努力を続けることが大切である。実際の開発においては特許の取得、採算性、普及の条件などを考慮し、企業の開発意欲を高める努力も必要となる。ムコアップ、STフードなどのESD用処置具開発の経験から、具体的な思考過程や開発の経緯を紹介する。
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