特集 子どもの栄養-未来を見据えて
栄養方法 胃瘻管理とミキサー食
矢本 真也
1
1静岡県立こども病院 小児外科
キーワード:
ダンピング症候群
,
胃造瘻術
,
経腸栄養
,
調理
,
Ball Valve症候群
Keyword:
Enteral Nutrition
,
Gastrostomy
,
Cooking
,
Dumping Syndrome
pp.1881-1885
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2022069653
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)長期間の経管栄養が必要な児に対しては胃瘻造設を考慮する。高度な胃食道逆流症を合併する症例や上腸間膜動脈症候群を呈する症例についてはGJチューブを用いることもある。(2)胃瘻の合併症には、胃瘻周囲の肉芽形成、胃粘膜脱、創部感染、胃瘻チューブの誤挿入、胃出血、胃食道逆流症、ダンピング症候群、ボールバルブ症候群、バンパー埋没症候群があり、適切な対応が求められる。(3)ミキサー食は微量元素の不足を解消する方法の一つである。(4)ミキサー食や半固形化栄養剤など粘稠度が高いものは、ダンピング症候群や胃食道逆流を予防する効果がある。
Copyright© 2021 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.