特集 必携!外傷と外科疾患への対応
ていねいな診療を必要とする疾患 臍ヘルニア 圧迫療法vs自然経過観察
田附 裕子
1
1大阪大学 大学院医学系研究科外科学講座小児成育外科学
キーワード:
圧力
,
臍ヘルニア
,
自然寛解
Keyword:
Hernia, Umbilical
,
Pressure
,
Remission, Spontaneous
pp.269-273
発行日 2021年2月1日
Published Date 2021/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021147514
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<Key Points>(1)生後1ヵ月以降5~10%に発症する。(2)臍ヘルニアの9割は自然閉鎖で治癒し、基本的には経過観察でよい。(3)最近では臍圧迫法が積極的に行われ、治癒がやや早いという報告がある。(4)いずれの治療においても、施設・医師により対応が異なるため、十分に保護者に説明する必要がある。(5)閉鎖しない場合には、相談のうえ、小児外科や形成外科の対応を要する。
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