特集 小児の炎症性腸疾患
小児炎症性腸疾患における課題 炎症性腸疾患患児と家族への支援制度
中山 佳子
1
1信州大学 医学部小児医学教室
キーワード:
炎症性腸疾患
,
家族
,
慢性疾患
,
医療扶助
,
社会的支援
,
難病
,
自立支援
Keyword:
Family
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Chronic Disease
,
Catastrophic Illness
,
Medical Assistance
,
Social Support
pp.1273-1276
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020401128
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<Key Points>(1)潰瘍性大腸炎、Crohn病は小児慢性特定疾病対策ならびに難病対策の対象疾患である。(2)医療費助成において、小児慢性特定疾病対策の自己負担額上限は難病対策のおよそ半額に設定されている。(3)移行期を迎えた患者と家族には、20歳以降は難病対策による医療費助成制度に基づく支援制度があることを知らせる。(4)医療費助成以外にも自立支援や就労支援などがある。
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