特集 子どものための食の安全
母乳栄養の留意点
水野 克己
1
1昭和大学 医学部小児科学講座
キーワード:
HIV感染症
,
HTLV-I Infections
,
Vitamin D
,
肝炎-ウイルス性-ヒト
,
くる病
,
保菌者状態
,
母乳栄養
,
感染症垂直伝播
,
貧血-鉄欠乏性
,
乳汁中排出
Keyword:
Breast Feeding
,
Carrier State
,
HTLV-I Infections
,
Hepatitis, Viral, Human
,
Rickets
,
HIV Infections
,
Vitamin D
,
Anemia, Iron-Deficiency
,
Infectious Disease Transmission, Vertical
,
Lacteal Elimination
pp.1258-1261
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019354709
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)ビタミンD欠乏状態にある女性は多く、その子どもは栄養方法にかかわらずビタミンDの補充を考慮しなければならない。(2)母乳だけでは鉄が足りなくなる生後6ヵ月以降は離乳食から鉄を摂取できるよう指導する。(3)HIV/HTLV-1キャリア女性は原則的に人工栄養を選択するが、B型・C型肝炎ウイルスキャリア女性はその必要はない。(4)合併疾患をもち服薬しながら授乳を希望される場合は、科学的な根拠に基づいて判断する。
Copyright© 2019 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.