特集 小児科医に必要な免疫の知識
疾患における免疫系の関与 感染症 真菌感染症
玉浦 萌
1
,
岡田 賢
1広島大学 大学院医歯薬保健学研究科小児科学
キーワード:
カンジダ症-慢性皮膚粘膜
,
真菌症
,
Interleukin-17
Keyword:
Candidiasis, Chronic Mucocutaneous
,
Mycoses
,
Interleukin-17
pp.1147-1150
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019336740
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<Key Points>(1)真菌への免疫応答において、物理的バリア、T細胞、食細胞が中心的役割を果たす。とくに、粘膜局所でのカンジダ感染においては、Th17細胞とIL-17が重要な役割を果たす。(2)特定の真菌に先天性に易感染性を呈するIEIの解析から、ヒトにおける分子レベルでの真菌に対する宿主免疫のメカニズムが明らかにされてきた。(3)小児では、IEI、血液・腫瘍疾患、新生児などの患者で、真菌感染のリスクが高まる。
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