特集 画像!-エキスパート直伝 産婦人科画像診断-
(第1章)周産期 妊娠初期 NIPT時代のNT計測
前田 和寿
1
,
森根 幹生
,
近藤 朱音
1国立病院機構四国こどもとおとなの医療センター 総合周産期母子医療センター
キーワード:
染色体異常
,
流産
,
リスク評価
,
後頸部透亮像
,
無侵襲的出生前検査
Keyword:
Chromosome Aberrations
,
Abortion, Spontaneous
,
Risk Assessment
,
Noninvasive Prenatal Testing
,
Nuchal Translucency Measurement
pp.29-35
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021180167
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<Point!>・nuchal translucency(NT)は出生前遺伝学的検査(非確定検査)であるため、検査前には遺伝カウンセリングが必要である。・NTはすべての胎児に認められ、疾患ではない。・NT値の計測は妊娠11~13週6日まで[頭臀長(crown-rump length:CRL)は45~84mm]に正中矢状断で計測を行う。・NT値肥厚を適応としてNIPTを施行する場合には、約3~10%の偽陰性が認められるため、施行の有無に関しては慎重に判断する必要がある。
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