特集 血栓溶解療法の今
6.末梢動脈疾患に対する血栓溶解療法
東谷迪昭
1
Michiaki Higashitani
1
1東京医科大学茨城医療センター 循環器内科 科長
pp.1423-1429
発行日 2017年9月30日
Published Date 2017/9/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201710065
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増加していく下肢末梢血管疾患(PAD:peripheral artery disease)に対する血行再建術は重要である。PADは多様な疾患群であるが,急性の虚血を呈した場合には病態として血栓形成が深く関与する。動脈硬化性病変に対する血管内治療(EVT:endovascular treatment)のみならず,血栓に対する処置としてのカテーテルを留置し行う血栓溶解療法(CDT:catheter directed thrombolysis)の手技の理解と成熟は重要である。