特集 血管性浮腫の基礎と臨床 アップデート
Ⅹ.血管性浮腫の治療ガイドライン
岩本和真
1
Kazumasa Iwamoto
1
1広島大学大学院医歯薬保健学研究科皮膚科学助教
pp.1192-1198
発行日 2018年8月15日
Published Date 2018/8/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018091192
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血管性浮腫(遺伝性血管性浮腫を除く)は,蕁麻疹と同様にヒスタミンに代表されるマスト細胞由来のメディエーターにより生じ,その治療は蕁麻疹に準じる。本稿では,抗ヒスタミン薬を中心とした治療に加え,トラネキサム酸やオマリズマブなどを含めた世界各国の蕁麻疹/血管性浮腫の治療ガイドラインを紹介する。