特集 アレルギー負荷試験 アップデート
Ⅹ.薬剤誘発試験(皮膚科)
蒲原毅
1
Takeshi Kambara
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター皮膚科部長
pp.1056-1062
発行日 2018年7月15日
Published Date 2018/7/15
DOI https://doi.org/10.20837/32018081056
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薬疹の診療において原因薬を同定することは,患者にとって今後の医療を安心して受けることができるために重要なことである。原因薬を同定するために,プリックテスト,パッチテスト,薬剤誘発性リンパ球刺激試験(drug-induced lymphocyte stimulation test:DLST)など安全性の高い検査を優先して行うが,これらの検査が陰性の場合,再投与試験など薬物誘発試験を行う。本稿では薬物誘発試験の実際について概説する。