特集 メディエーターと新しい受容体拮抗薬
Ⅱ.新規抗ヒスタミン薬
後藤穣
1
Minoru Gotoh
1
1日本医科大学多摩永山病院耳鼻咽喉科部長/病院教授
pp.176-182
発行日 2017年1月15日
Published Date 2017/1/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201702022
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新規抗ヒスタミン薬として現在国内で治験が終了したものや進行中のものがある。Bilastine, Desloratadine, Rupatadineの3剤である。また,新しいドラッグデリバリーとして貼付剤の試験が行われている。 新規薬剤として共通する特徴は即効性や安全性を重視した薬剤が多いことであり,最近のトレンドといえる。鎮静作用のある第2世代抗ヒスタミン薬が非鎮静性第2世代抗ヒスタミン薬になり,さらにより洗練された製剤に進化したということもできるだろう。