Japanese
English
原著
コントロール不十分な喘息患者に対するICSまたはICS/LABAからフルティフォーム®への切り替え効果の検討
Treatment effects of switching to flutiform in patients with asthma insufficiently controlled on ICS or ICS/LABA
水谷宏
1
Hiroshi Mizutani
1
1よもぎクリニック
キーワード:
フルティフォーム®
,
喘息
,
ICS/LABA配合薬
,
pMDI
Flutiform®
,
Asthma
,
Compound ICS/LABA preparation
,
pMDI
Keyword:
フルティフォーム®
,
喘息
,
ICS/LABA配合薬
,
pMDI
Flutiform®
,
Asthma
,
Compound ICS/LABA preparation
,
pMDI
pp.116-123
発行日 2014年10月15日
Published Date 2014/10/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201411116
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ICSまたはICS/LABAによる長期管理にもかかわらずコントロール不十分な喘息患者を対象に,フルティフォーム®へ切り替えた時の肺機能や喘息コントロールへの影響を評価するとともに,デバイス操作性について調査した。その結果,FEV1値は,治療開始時に比べ4週時において有意な改善が認められ(p=0.002),ACQ-6スコアは,2週時(p<0.001),4週時(p=0.002)ともに有意な改善が認められた。吸入器に関するアンケートの結果,4週後では,10項目中7項目で有意な上昇が示された。以上の結果より,フルティフォーム®は2週時より喘息コントロールを有意に改善し,効果発現が早く,吸入器の印象も良く,有害事象・副作用の発現もなく,喘息の長期管理に有用であると考えられた。