雑誌文献を検索します。書籍を検索する際には「書籍検索」を選択してください。

Volume 20, Issue 1 （December 2012）

アレルギー・免疫 20巻1号（2012年12月発行）

原著

ブデソニド/ホルモテロール配合剤（BUD/FM）の安全性と有効性について－BUD/FM 180日の使用経験－宮武明彦 ¹ , 藤田きみゑ ² Akihiko Miyatake ¹ , Kimie Fujita ² ¹医療法人宮武内科・院長 ²滋賀県立大学名誉教授キーワード：気管支喘息 , BUD/FM（budesonide/formoterol） , FP/SM（fluticasone/salmeterol） , CIC（ciclesonide） , BDP（beclomethasone dipropionate） , MF（mometasone furoate） , DPI（dry powder inhaler） , FeNO（fractional exhaled nitric oxide） , VAS（visual analog scale） , ACT（Asthma Control Test）は　じ　め　に Keyword: 気管支喘息 , BUD/FM（budesonide/formoterol） , FP/SM（fluticasone/salmeterol） , CIC（ciclesonide） , BDP（beclomethasone dipropionate） , MF（mometasone furoate） , DPI（dry powder inhaler） , FeNO（fractional exhaled nitric oxide） , VAS（visual analog scale） , ACT（Asthma Control Test）は　じ　め　に pp.128-138

発行日 2012年12月15日 Published Date 2012/12/15

DOI https://doi.org/10.20837/3201301128

PDF(688KB)

有料閲覧

文献概要
1ページ目
参考文献

　新規にブデソニド/ホルモテロール配合剤（BUD/FM）にて治療を開始した成人気管支喘息患者235例を対象とし，180日間の安全性・有効性について後ろ向き調査を実施した。　１）安全性：調査期間中に有害事象による中止20例，感覚的中止が17例，計37例に認められた。有害事象の主な症状は，動悸，嗄声などであった。感覚的な中止理由としては効果が感じられない，薬剤の好き嫌いなどが挙げられたが，この感覚的な中止は再診群にのみ認められた。　２）有効性：初診群では呼吸機能ならびにFeNO，ACTスコア，咳嗽が有意に改善し，聴診にてwheeze，cracklesが消失した。また，再診群においても，V50以外の呼吸機能の有意な改善を認めた。