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特集 非結核性抗酸菌症の今日的問題
10.HIV感染と非結核性抗酸菌症
HIV Infection and nontuberculous mycobacteriosis
永井英明
1
Nagai Hideaki
1
1独立行政法人国立病院機構東京病院呼吸器センター 部長
キーワード:
HIV感染症
,
非結核性抗酸菌症
,
Mycobacterium avium complex
Keyword:
HIV感染症
,
非結核性抗酸菌症
,
Mycobacterium avium complex
pp.93-97
発行日 2016年7月25日
Published Date 2016/7/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201608093
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HIV感染症に合併した非結核性抗酸菌(Nontuberculous mycobacteria:NTM)症としてはMycobacterium avium complex(MAC)症が圧倒的に多い。MAC症に次いでM. kansasii症が多い。HIV感染者に合併したNTM症は全身性播種型が多く,複数菌の同時感染を見ることがある。抗レトロウイルス療法(antiretroviral therapy:ART)の普及によりNTM症の合併例は減少しており,臨床像はART導入以前と比べ大きく変貌している。